用語集

作中に登場する用語や固有名詞を集めました。
なお、作品自体がフィクションであるため、造語が多く、実在の用語・名詞とは意味が異なる場合がありますのでご留意ください。
また、実在の団体・個人とは関係ありません。

あ行

アルゲン

グロリア王国で流通している貨幣の名称。銀貨。
グロリア王国法では、200アルゲンを越える盗みを犯すと極刑となる。


か行

カーバンクル

宝石の名称。実在する宝石では無く、空想でのみ存在する石としてその名が知られる。伝説では、暗闇の中に光る深紅の宝石で、手にした者は最上の幸せを得ると言われている。


《闇夜の紅星》団(カーバンクルだん)

グロリア王国の王都グルスペンナを騒がせている盗賊団の名称。6人組の少年で構成されている。結成後1年間で、銀貨200枚を超える窃盗をはたらいた。


キエト村

地名。グロリア王国の王都から徒歩3日程度の距離にある静かな村。付近にはダートゥム神殿がある。


《くず石》(グラベル)

低階級者への蔑称(べっしょう)。「宝石の原石が人間の祖である」との神話をもとに貴賤(きせん)の差が生まれたと言われており、「生まれながらの最低階級」=「価値の無い石」として、市民階級末端以下の者を「くず石(グラベル)」と呼ぶ慣習ができた。


-地区

区域名。グロリア王国の王都グルスペンナの一角に位置し、最低階級者が暮らす場所としてその名がつけられた。


グルスペンナ

地名。グロリア王国の王都である城下町。様々な階級の人々が暮らしている。


グロリア王国

国名。豊かな自然に囲まれた王政国家である。首都は王都グルスペンナ。最高神を頂点とする、大陸に広く普及している多神教を信仰している。


警衛- (けいえい-)

-隊

組織名。グロリア王国全土の治安を守っている。
通常は大きな都市にのみ駐在し、小さな町や村で事件が起こった際は必要に応じて近くの都市より派遣される。
大隊クラス以上は下級貴族の子弟が指揮官を務める。
騎士団の下部組織。


-兵

警衛隊に所属する兵士のこと。
薄い金属でできたそろいの軽鎧の着用が義務付けられており、一目見て警衛兵だとわかるようになっている。鎧の装飾は階級によって定まっている。主な武装は短槍あるいは小剣。各隊の隊長は儀礼的に長剣を帯剣する。


た行

ダートゥム神殿

大陸で広く信仰されている多神教の神殿の1つ。女神リシェスを祭っている。グロリア王国の王都から徒歩3日半程度の距離にある。


ら行

イメージ画像

リシェス

女神の名。大陸で広く信仰されている多神教の神の1人。
最高神の宝物庫を預かる番人であり、富と財宝の女神として信仰を集める。「最高神の手からこぼれ落ちた宝石が砕け散り、人間の祖になった」という神話があり、宝物庫の番人=宝石を守る者との考えから、人々を守護する女神としても知られている。
ダートゥム神殿の祭神。